テンションを逃がす独自形状とハーフカットで作業性を向上。アーチ形状の特注マスキング

| 製品カテゴリ | マスキング |
|---|---|
| 業界 | 自動車 |
| 機能性 | 塗装マスキング |
| 導入効果 | 標準化 |
| 素材 | マスキングテープ |
| 加工方法 | 打ち抜き加工 |
| サイズ | 100mm×600mm |
| 課題 | 被着体の形状への追従 |
お客様の課題
自動車業界のお客様より、ホイールアーチ部分の塗装マスキングについてご相談をいただきました。対象箇所がかなり弓なりの曲面であり、さらに裏側へテープを折り曲げてマスキングする必要があったため、汎用のロールテープでは形状に追従しきれず綺麗に貼ることが困難でした。また、塗装後にテープを剥がす際、剥離が重く(剥がしにくく)作業負担になっているため、形状の工夫によって「貼りやすさ」と「剥がしやすさ」を改善できる専用マスキング材(型テープ)のご要望をいただきました。
加工品の特徴

マスキングテープを対象のアーチ形状(100mm×600mm)に合わせて精密に打ち抜いた特注マスキング材です。最大の特長は、テープ全面を貼り付けるのではなく、見切りライン付近と裏側へ折り曲げる部分の離型紙(台紙)のみを剥がせるよう、複雑な形状の「ハーフカット(裏スリット)」を入れている点です。これにより、不要な部分の離型紙を残したまま貼れるため位置合わせがしやすく、接着面積が減ることで使用後の剥がしやすさも劇的に向上しています。この複雑なハーフカット加工は、他社には真似されにくい弊社ならではの技術です。
提案のポイント

弓なりの形状に対して無理なテンション(引っ張る力)をかけずに貼れるよう、対象物に合わせた最適なアーチ形状を設計・提案しました。さらに、テープを裏側へ折り曲げる際にテンションが強くかかる箇所へ、あらかじめ三角の「切り込み(切り欠き)」を入れることで、力を逃がしてスムーズに曲げられるよう工夫しています。 また、部品が被さって見えなくなる裏側部分は「見切りの精度が重要ではない」ことを見極め、過剰な仕様を省いた設計にすることでコストの最適化にも配慮。現場の負担を軽減し、誰でもスムーズに貼れるマスキング工程の標準化に貢献しています。