バンパーのマスキング工数を5分の1に削減したマスキング材設計提案事例

| 製品カテゴリ | マスキング |
|---|---|
| 業界 | 自動車 |
| 機能性 | 塗装マスキング |
| 導入効果 | 工程削減 |
| 素材 | マスキングテープ+耐熱フィルム+両面テープ |
| サイズ | 約1000㎜ |
| 加工方法 | 打ち抜き加工 |
| 課題 | マスキング工数 |
お客様の課題
自動車のバンパー部品における塗装工程において、すでに形状に合わせた専用のマスキング剤(見切りテープ等)を導入されていたものの、依然として多大な工数がかかっている点に課題を抱えておられました。
具体的には、専用のマスキング剤を貼り付けた後、さらに現場でロールマスカーを別々に組み合わせて保護作業を行わなければならず、作業が多段階化して全体のボトルネックとなっていました 。また、専用形状テープとロールマスカーという計2種類の資材を併用することで、それぞれの在庫管理や準備の手間が煩雑になっている点も課題となっておりました。
加工品の特徴

そこで、当社からは現場における作業工数の低減と資材管理の簡略化を同時に達成するため、すべての要素を1枚に統合した「一体型マスキング材」の設計を提案しました 。打ち抜き加工によって、特注の形状のマスキング材を製作しておりますが、形状に合わせたマスキングテープ、形状フィルム、そして固定用の両面テープをあらかじめアッセンブリして一体品に仕上げている点が最大の特長です 。使用する素材の選定にもこだわっており、塗装のクオリティを大きく左右する見切り部分には、熱処理後でも糊残りのない高品質なマスキングテープを適応し、美しい見切りラインを確実に引き出せるようにしています 。一方で、多少の塗装残りが許容されるバンパーの裏面側などの固定箇所に対しては、過剰スペックを避けてコストバランスを最適化するため、過去の実績が豊富で安価な両面テープを組み合わせるという巧みな仕様設計を施しています 。
提案のポイント

これまで現場で複数の資材を切り貼りしていた内職的な手間をなくし、必要な資材を1種類に統合した製品を提供したことで、マスキングに費やされていた作業時間を約5分の1へと劇的に短縮することに成功しました 。これにより、作業者の熟練度に依存しない工程の標準化と、トータルコストの削減に大きく貢献しました 。